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メンタルサロン トーチ

メンタルサロン トーチでは、電話・スカイプ・チャット・面談でのメンタルケアカウンセリングを承っております。ジャンルは問いません。どんなことでもお話ください。クライエント様のこころに寄り添い、受けとめて参ります。

だれも知らない小さな国 

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「二十年近い前のことだから、もうむかしといってもいいかもしれない。ぼくはまだ小学校の三年生だった。」

という書き出しを、懐かしく思い出される方もいらっしゃると思います。
作者の佐藤さとる氏は1928年生まれ。日本を代表する児童文学作家です。
「だれも知らない小さな国」は佐藤氏の代表シリーズ「コロボックル物語」の第1巻として、
1959年に発表されました。日本初のファンタジー小説と言われています。
佐藤氏はこの作品で国際アンデルセン国内賞・毎日出版文化賞を受賞され、
以来50年以上に渡って読み継がれている児童文学の傑作です。

佐藤氏は児童文学について、「ぼくはね、児童文学というのは子どもにも理解と鑑賞ができるように配慮した文学形式、と定義している。」とインタビューで述べられています。出版社の自己規制で小学校までの漢字しか使えなかったとしても、緻密さやリアリティを大事にすることで、読者の年齢を問わない魅力的な虚構世界を作り出されています。
そしてイラストは村上勉氏。50年以上、佐藤氏とタッグを組んで素敵なイラストを描かれています。

佐藤氏の発表したシリーズは5巻までですが、なんと昔からシリーズの大ファンだという作家の有川浩氏が続編を担当されることになり、2015年に続編第1巻が刊行されています(シリーズのファンにはニヤリとさせられる書き出しです)。

だれも知らない小さな国の人々は、いつでもきっとあなたの見方になってくれますよ。

コロボックル物語 特設ページ
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中原淳一の人形 

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中原淳一(1913年 - 1983年)は、昭和初期から昭和40年代にかけて一世を風靡した画家、
ファッションデザイナー、編集者、イラストレーター、人形作家です。

戦前から戦後にかけてのつらい時代は、少女たちにとっても夢を忘れがちな時代でした。
そのとき彼は、暮しもファッションも心も「美しくあれ」と幸せに生きる道筋を示し、
当時の少女から大人の女性にとっての心のよりどころとなっていました。

画家や編集者としての功績が良く知られていますが、
実は19歳のときに銀座松屋で開催されたフランス人形の個展が、彼のデビューでした。
今回ご紹介する作品は、彼が病気療養中に制作した、男の人形たちです。
右の作品タイトルは「三人のスリ」というもので、
シャンソンの同名曲をモチーフに作られました。



ラッシュアワーの人込みを スリが三人歩いてた

スリはスリゆえ悲しくて スリはスリゆえ悲しくて

柳落ち葉をふみながら ふみながら…

(作詞 勝承夫)



療養中の彼は、自分の古着や薬の薬包紙、散歩途中に拾った木の枝などを用いて
美しい男の人形を作り続けました。
新しく買った材料は何もなかったそうです。
売るためではなく、あくまでも自分自身のために。
闘病の中、溢れ出る創作意欲を注ぎ込みました。

ぜひ彼のホームページをご訪問いただき、彼に会ってください。
彼の優しい気持ちに触れて見て下さい。
女性はもとより、むしろ現代の男性にこそ彼の気持ちに触れて欲しいと思います。


中原淳一ホームページ
http://www.junichi-nakahara.com/






今月のおすすめ曲 

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空へ
カルメン・マキ&OZ


ぼんやりと 浮かんだ雲のように
さまよいたいと 思った頃から
遠くささやく おまえの声が
いつも 私を ささえた
いつかはきっと おまえのように
飛んでみせるよ 私も


またまた更新間隔が空いてしまいました。
本日のご紹介は、日本の誇る女性ハードロッカー、カルメン・マキです。
といっても20代以下の方にはピンと来ないかもしれませんね。

彼女は1951年、アメリカ人の父と日本人の母の間に生まれました。
17歳のとき、寺山修司の劇団「天井桟敷」に入団、妖艶な魅力と妖精のようなルックスがレコード会社の目にとまり、同じく17歳で歌手デビューします。
そして70年代に入り、ロックに転向。日本のロックを牽引していきます。

「空へ」は、1977年のシングル曲です。
youtubeの映像は当時のものではなく、妖精のようだったマキさんも風格のある素敵な熟女様になりましたが、ますます妖艶な魅力を漂わせています(笑)
ここまで読んでみて共感を感じた方、ぜひ、ヘッドホンを付けて、大音量で聞いてみて下さい。
ハードロックならではのカタルシスをぜひ味わってください!

「空へ」
http://www.youtube.com/watch?v=iWZ8gHdXhPA



今月のおすすめ曲 

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Sovay
Circle The Moon
ペンタングル


半年振りの更新となってしまいました。大変申し訳ありません。

1967年に英国で結成されたペンタングルは、ブリティッシュ・トラッドミュージックを代表するバンドとして有名です。
ボーカルのジャッキー・マクシーの声を聞いていると、英国がまだ深い森に覆われていた古代の世界、指輪物語のファンタジーの世界が広がっていきます。

当時の英国はキリスト教以前のケルト文化の時代で、「ドルイド」と呼ばれる司祭を中心に自然崇拝が行われていました。おそらく、精霊に囲まれた生活だったのでしょうね。ケルト文化やドルイド文化は、ヒーリングやセラピー、スピリチュアルの世界では大きなテーマの1つとなっています。

ペンタングルはケルトミュージック(ブリティッシュ・トラッド)とジャズ、ロックの融合を目指したバンドです。どうぞ彼らの世界をお楽しみ下さいませ。


Sovay
https://www.youtube.com/watch?v=SBXdyM1Unr0

Circle The Moon
https://www.youtube.com/watch?v=7CeoapCx-8M


ネイティブアメリカン トライバルダンス 

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<出典>インディアンジュエリーショップ NIMA様より
http://yaplog.jp/nima-indian/archive/154


メンタルヘルスやヒーリング系、スピリチュアル系のセラピストにとって、ネイティブアメリカンの文化は身近なものといえます。セッションの際などに場を浄化するためのホワイトセージなどは、使っていないセラピストさんを探すほうが難しいかもしれません。彼らの聖地であるアリゾナ州のセドナ(パワースポットとして有名ですね)は、様々なジャンルのセラピストさんが訪れていますね(残念ながらぼくはまだなのです…)。

今日はネイティブアメリカン(プエブロ族)のトライバルダンスをご紹介します。
儀式の際に、精霊の姿を模してダンスを踊ることは、彼らにとってとても大切なものとなっています。彼らの精霊は、鹿やバッファロー、イーグルなどのすべての動物たち、立つ人たち(植物のこと)、石の人たち、母なる大地、父なる大空、祖父なる太陽、祖母なる月、空の世界、星の国、地下の住人たち、轟くものたち(雷、雨など)、二本足たち(人間のこと)など、すべての存在が精霊であり、「同胞」(All our relations)と考えています。この概念は「メディスンホイール」というネイティブの人にとっての魂のようなもので、とても面白いのですが長くなってしまうので、続きは後日にご紹介させていただきます。




朝日のあたる家 

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『ストロベリーフィールズ』などで知られる青春ファンタジー映画の名匠、太田隆文監督の最新映画、「朝日のあたる家」を見てきました。
ある平和な地方都市で起こった原発事故をテーマとしたフィクションで、実力派俳優による素晴らしい映画でした。感動のあまり泣いてしまいました。


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当日は監督の舞台挨拶があり、とても貴重なお話を伺うことができました!なんと上映終了後に、監督とツーショット!監督から、ウェブ掲載の許可をいただきました(^o^)v


東日本大震災によるメンタルヘルス不調として、急性ストレス障害・心的外傷後ストレス障害(PTSD)、不安障害などが報告されていて、とても多くの人がこの瞬間にも苦しんでおられます。実際に地震の被害や原発事故の被曝をしていなくても、テレビなどの報道に接することで症状が出ている人もいらっしゃいます。
父親(並樹史郎)がアルコールに徐々に依存していく様子は、どんなにしっかりした人間でも、状況によってはメンタルヘルス不調に落ち入ってしまう可能性があるのだということを、的確に描いているなと思いました。

今年の実写邦画のNo.1かも。。。ということでおすすめなのですが、実は上映映画館がとっても少ないのです。ぜひウェブサイトhttp://asahinoataruie.jp/index.htmlでご確認くださいませ。
(ちなみに福岡県は小倉コロナシネマワールドで11月29日までです。http://www.korona.co.jp/Cinema/kok/top.asp

話の話 

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話の話(Tale of Tales)1979年
ユーリ・ノルシュテイン(ロシア)



ノルシュテイン監督は、世界で最も有名なアニメーション監督の一人です。
スタジオジブリの高畑勲監督とも親交があり、たびたび来日もされています。あの手塚治虫氏もファンで、サインを書斎に飾っていたそうです。

「話の話」は彼の代表作で、29分の短編ですが、ほんとうに涙が出るほど美しく、切なく、懐かしく、細やかな愛情に溢れた作品だと思います。
原題を直訳すれば「話たちの話」となりますが、この作品には明快なストーリーはありません。美しく切ない慈愛に満ちた映像詩であり、繰り返し見るたびに観客一人ひとりの心の中でストーリーが再構築されていくように感じます。見るたびに胸がいっぱいになります。

心が苦しいとき、心に汚れが溜まっているなと感じたとき、この作品をおすすめします。ほんとうに心が浄化されて清らかになりますよ。

youtubeに上がっていましたのでぜひ。(4分割されています)
http://www.youtube.com/watch?v=Tmcp4XNCWRY

今月のおすすめ曲 

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Echoes
ピンク・フロイド



ピンク・フロイドは1967年にデビューした英国のロックバンドです。
この曲は1971年に発表された「Meddle」というアルバムのB面全てを使って収録されている曲で、なんと23分30秒という大作です。

この曲によって、ぼくはほんとうに幾度も救われました。
聴く人の心を、慈しみ、優しく受け入れてくれます。
ぼくにとっての心のお守りのような曲です。

ラジオでこの曲を初めて聴いたのは、たしか中学3年生だったと思います。ものすごい衝撃でした。
当時は歌詞はもちろんわからないのですが、不思議なことに、目の前の光景が、深い海の中や月夜の森の中や満天の星空の中を漂う光景に変わっていったのです。そして曲がエンディングを迎えた後で、涙ぐみながら心が浄化されたすがすがしさを感じている自分を発見し、驚きました。




頭上ではアホウドリが空中で動かずにとどまっている
そして揺れる波間のはるか海底の
珊瑚の洞窟の迷宮の中で
遠い時代の残響が 砂地を越え 柳がたゆたうように届いてくる
そして すべては緑色で海の底にある

誰も わたしたちを陸へ導きはしない
誰も そこがどこで なぜそこにいるのか知らない
でも何かが動きだし 何かが試しだし
今光に向って上り始めた

通りを歩いている他人の二人が
偶然に それぞれの視線を合わせる
そしてわたしはあなた わたしが見ている人がわたし
わたしはその手をつかみ
その地を案内してまわり
自分ができる最上のものが何かを 理解できるように
自分の手助けをする

誰も 先へ進ませようとしない
誰も 無理矢理わたしたちの目を閉じさせようとはしない
誰も話さず 誰も試みない
誰も 太陽の周りを飛び回らない

雲一つない毎日 あなたは目覚めたわたしの目に飛び込んでくる
起き上がるようにと 誘い励ます
壁の窓を抜けて 日の光の翼をはためかせ 流れ込んでくる
無数の光り輝く 朝の大使が

誰も わたしに子守唄など歌わない
誰も わたしの目を閉じようとはしない
だから わたしは窓を広く開け放つ
そして 空の向こうのあなたへ呼びかける



この曲は、人間の魂がどこから来て、どのようにこの世界で悩み、絶望しながらも答えを模索し、ついには答えを見出した魂が浄化されて天空に帰還するまでを描いた作品なのではないかと感じます。
ピンク・フロイドの代表曲のみならず、ロックというカテゴリーを超越した傑作だと思います。



風立ちぬ レビュー 

シベリア
画像出典:NAVERまとめ/絶滅の危機?可愛いレトロ菓子シベリア
http://matome.naver.jp/odai/2137155960745414501



一ヵ月前の鑑賞記録ですみません。
どうレビューを書けばいいのか悩んでいたのですが、やっと書けそうになったので。

7月20日の公開初日に、宮崎駿監督の最新作「風立ちぬ」を見てきました。
近所のイオンモールの映画館だったのですが、宮崎監督5年ぶりの新作初日なので大混雑だろうなあと覚悟して行ったところ。。。

ものすごーく空いていました(笑)
このあたりは田舎の良いところですね(笑)

とても美しい映画でした。
あっという間の2時間でした。
ふわふわとした美しいものが、そっと自分に寄り添ってくれた時間でした。
ほんとうに監督の遺言かもしれないな、と感じました。
宮崎監督、ほんとうに長い間お疲れ様でした!って言いたくなりました(監督に怒られそうですが…笑)
これからの人生で、この映画を何回も見るのだろうな…そんな気にさせる作品でした。
(ちなみに例の「シベリア」ですが、ぼくが小学生の頃、学校帰りに買って食べたのを思い出してキュンとしてしまいました)

まだご覧になっていらっしゃらない方、ぜひ映画館で、大きなスクリーンでのご鑑賞をおすすめしたいと思います。

今月のおすすめ曲 

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Music For Airports 
ブライアン・イーノ


ブライアン・イーノは、アンビエントミュージック(環境音楽)というジャンルを確立したアーティストとして知られています。

「1975年の1月、ぼくは事故にあった。大した怪我じゃなかったのだけど、ベッドに縛り付けられて動けない状態になった。友人のジュディ・ナイロンがお見舞いに、18世紀のハープ音楽のレコードを持って来てくれた。彼女が帰った後、かなり手こずったあげく、やっとレコードをかけることができた。でも横になった後で、アンプのボリュームが小さすぎ、しかもステレオの片方のチャンネルが鳴っていないことに気が付いた。それを直す元気がなかったので、ほとんど聴こえないままでレコードをかけていた。で、そのときふと、これって新しい音楽の聴き方かも?とひらめいたんだ。このときの経験が、光の色や雨の音と同じように、環境の一部と化した音楽というものをぼくに教えてくれたんだ。ぼくがこの作品を、比較的小さめ音から、聴こえるか聴こないかぎりぎりの音量でかけるようにすすめるのは、そんな理由からだ。」(Music For Airportsの前作、Discreet Musicのライナーノートより)

ぼくがこの名盤を初めて聴いたのは20数年前の学生時代でした。
友人のギタリストのボロアパートで、LPプレイヤーでこのアルバムを聴いていました。
秋の虫の声とイーノのピアノの音が混じり合って、なんだか気持ちよくなって、そのままウトウトしてしまったのを、今でもよく覚えています。

ほんとうに心が疲れきって何もかもできないとき、体調不良で動けないとき、ぜひこのアルバムをおすすめします。
心がスーッと軽くなるのがわかりますよ。